专利摘要:
光学書込み装置および方法、ならびに光学的に記録可能な媒体にデータを書き込むためのコンピュータ・プログラムが提供される。一実施形態は、光学的に記録可能な媒体上にデータを書き込むための方法である。このような方法の1つは、熱源を使用して、記録可能な媒体上の書込み位置を、記録可能な媒体の書込み閾値温度を下回る温度に予熱すること、および記録位置の温度を、書込み閾値温度を超えて上げることにより、レーザ光源を使用して書込み位置上に書き込むことを含む。
公开号:JP2011507144A
申请号:JP2010539409
申请日:2007-12-28
公开日:2011-03-03
发明作者:マイケル フレウンド,ジョセフ
申请人:アギア システムズ インコーポレーテッド;
IPC主号:G11B7-0045
专利说明:

[0001] 典型的な光学書込み装置、および光ディスクに書き込むための一般的なプロセスが図1に示してある。記録可能な光ディスク上にデータを記録するためのプロセスは、たとえばエンコーダおよび変調器を用いて、デジタル情報の入力ストリームをレーザ光源用の駆動信号に変換することを必要とする。レーザ光源は、極めて強い光ビームを放出し、この光ビームは、照明光学装置を用いて、記録可能な光ディスクの表面上に向けて送られ集束される。この表面が走査スポットの下を移動するとき、極めて強い走査スポットからのエネルギーが吸収され、小さい局所領域の温度が上昇する。記録可能な光ディスクの表面は、熱的な書込み閾値を超える熱の影響のもとで、その反射特性を変化させ、それにより光ディスクにデータを「書き込む」すなわち記録する。この極めて強い光ビームの変調は、駆動信号と同期しており、表面が回転するにつれて、データ・マークの円形トラックが形成される。走査スポットは、表面が回転するにつれてわずかに移動して、次に回転する間に、新しい媒体上に別のトラックを書き込むことができるようにする。] 図1
[0002] この光学書込みプロセスは、熱プロセスを含む。回転する光ディスク上にデータを書き込むためには、レーザを比較的ハイパワーのレベルでパルス化しなければならない。比較的ハイパワーのパルスの持続時間は、表面に書き込まれるデータ・マークの長さを決定する。媒体は感熱性を有する(すなわち、媒体は熱的な閾値を示す)ので、レーザ書込みが可能である。この熱的な閾値は、熱的な書込み閾値を規定する。熱的な閾値を下回る場合、媒体特性が著しく変化することはない。熱的な閾値を超えると、媒体内に物理変化が生じる。]
[0003] 実際には、光ディスクの、所期の書込み位置のまわりの領域に対するレーザの影響を制御し、かつ/または最小限に抑えるのは難しいことがある。光ディスク上の書込み位置または書き込んでいる位置のみを加熱することが望ましい。しかし、レーザ・パルスは書込み位置に集束され、光ディスクは回転しているので、光ディスクの表面上の温度は、走査の方向に沿って、またパルスの中心から外れるに従って変化する。これにより、光ディスクの表面上に、等温線と呼ばれる一定温度のラインが生成される。動作にあたっては、等温線は走査方向に広がり、より温度の高い等温線はパルスの中心に近く、より温度の低い等温線は中心からさらに外れる。熱は蓄積し、走査に垂直な方向に拡散するという事実により、パルスの終わりでは、パルスの始まりよりも幅の広い等温線が生成される。熱焦点ぼけと呼ばれるこの効果は、補正されない場合には、特に磁気光学システムにおいては重要な問題となることがある。]
[0004] レーザ・パルスによって加熱されている局所的な書込み位置とその周囲ディスク温度との間の温度勾配が大きくなるほど、熱焦点ぼけが大きくなる。光学記録装置の傾向は、ますますハイパワーになるレーザを使用して、速くなる一方の書込み速度に対する顧客の要求に対処することである。しかし、よりハイパワーのレーザを使用することにより、熱焦点ぼけの問題がさらに深刻になる。熱焦点ぼけの問題を解決するための既存の試みは、レーザ・パルスの諸特性を変化させることに焦点を当ててきた。たとえば、所与のレーザ・パルスの強度は、パルス持続時間の終わりで低下するように時間変化させることができる。パルス強度を低下させることにより、熱焦点ぼけを低減させることができる。パルス特性を調整して熱焦点ぼけを制御することには、限界がある。パルス特性への微調整を行う書込み方針制御電子装置は、より速い書込み速度、およびより高い書込み密度により、次第に負担が重くなりつつある。CD書込み処理については、書込み形状は十分に長く、レーザ・パルス特性を調整することが可能である。しかし、DVD、HD−DVD、ブルーレイなどの、より高密度の記憶プロセスでは、パルス特性を調整することは、ますます難しくなっている。また、たとえば磁気光学プロセスなどの次世代プロセスにおいては、パルス特性を調整できる可能性はさらに減少する。現行の光学書込み製品において、レーザ・パルスの調整が限界に達し、書込みレーザ・パワーの大きさが最大限度に近づくという不利な点を合わせて考えると、熱焦点ぼけの問題に対する新規のソリューションが必要であることを示している。]
課題を解決するための手段

[0005] 光学書込み装置および方法、ならびに光学的に記録可能な媒体にデータを書き込むためのコンピュータ・ソフトウェアの様々な実施形態が提供される。一実施形態は、入力データ・ストリームを駆動信号に変換するように適合されたエンコーダおよび変調器と、記録可能な媒体上の書込み位置を、記録可能な媒体の書込み閾値温度を下回る温度に予熱するように適合された熱源と、駆動信号を受信しパルス信号を生成して、書込み閾値温度を超えて書込み位置を加熱することにより書込み位置上に書き込むように適合されたレーザ光源とを備える、光学書込み装置である。]
[0006] 他の実施形態は、光学的に記録可能な媒体上にデータを書き込むための方法である。このような方法の1つは、熱源を使用して、記録可能な媒体上の書込み位置を、記録可能な媒体の書込み閾値温度を下回る温度に予熱すること、および、レーザ光源を使用して、書込み閾値温度を超えて記録位置の温度を上げることにより、書込み位置上に書き込むことを含む。]
[0007] さらなる実施形態は、光学的に記録可能な媒体上にデータを書き込むための、コンピュータ読取り可能な媒体内で実施されるコンピュータ・プログラムである。このようなコンピュータ・プログラム1つは、熱源を動作させて、記録可能な媒体上の書込み位置を、記録可能な媒体の書込み閾値温度を下回る温度に予熱するように構成されたロジックと、レーザ光源を動作させて、書込み位置の温度を、書込み閾値温度を超えて上げることにより、書込み位置上に書き込むように構成されたロジックとを含む。]
図面の簡単な説明

[0008] 既存の光学書込み装置、および光ディスクに書き込むための関連するプロセスの一例を組み合わせた透視図/流れ図である。
書込み位置を予熱することにより、記録可能な媒体上にデータを書き込むための、光学書込み装置のいくつかの実現可能な実施形態のうちの1つのブロック図である。
書込み位置を予熱することにより、光学的に記録可能な媒体上にデータを書き込むための方法のいくつかの実現可能な実施形態のうちの1つを示す流れ図である。
書込み位置を予熱することにより、光学的に記録可能な媒体上にデータを書き込むためのコンピュータ・システムのいくつかの実現可能な実施形態のうちの1つを示すブロック図である。
図4の予熱システムのいくつかの実現可能な実施形態のうちの1つの、アーキテクチャ、動作、および/または機能を示すブロック図である。] 図4
実施例

[0009] 書込み位置を予熱することにより、記録可能な媒体上にデータを書き込むための、光学書込み装置および関連する方法、ならびにコンピュータ・ソフトウェアの様々な実施形態を、図2〜5を参照しながら以下に述べる。しかし、最初に、記録可能な媒体を予熱することによりデータを書き込むための方法の、例示的で非限定的な実施形態の基本的な動作を簡潔に述べることにする。] 図2 図3 図4 図5
[0010] 光媒体上にデータを記録または書込みするための、熱源および少なくとも1つのレーザ光源を有する、任意の光学的な記録または書込みの装置またはシステムにおいて、この例示的な方法を実施してもよい。光媒体にデータを書き込むプロセスを指すのに、用語「書込み」および「記録」を区別なく使用してもよいことを理解すべきである。一実施形態では、この方法は、熱源および少なくとも1つのレーザ光源を有する光学書込み装置内で実施される。熱源は、それ自体レーザ光源を備えてもよく、または別法として、抵抗性の熱源、対流熱源、またはLEDを備えてもよい。他の実施形態では、光媒体を予熱するための熱源はCDレーザを備え、データを書き込むためのレーザ光源はDVDレーザを備える。予熱プロセスまたは書込みプロセスを実行するためのレーザ光源は、使用してもよい他のいかなる望ましいレーザ光源(たとえば、HD−DVDおよびブルーレイ製品で使用されている青色または紫外線レーザ・ダイオード、次世代光記憶装置向けのエバネッセント光源(evanescent source)、フライング・ヒート又はヘッド・オプティクス(flying heat or head optics)など)を備えてもよいことが、当業者には理解されよう。]
[0011] 前述の通り、また以下でより詳細に述べるように、記録可能な媒体にデータを書き込むプロセスは、記録可能な媒体上でデータ・マークを露出することを含む。デジタル情報の入力ストリームは、エンコーダおよび変調器を用いて変換して、レーザ光源用の駆動信号にしてもよい。レーザ光源は光ビームを放出し、この光ビームは、感熱性の記録可能な媒体の表面上に向けられ集束される。レーザは、記録可能な媒体の反射特性を変更することにより、記録可能な媒体にデータを書き込む。熱的な書込み閾値を下回っていると、記録可能な媒体の特性は変化しない。しかし、記録可能な媒体の温度が熱的な書込み閾値に達すると、物理的な変化が生じ、その結果、記録可能な媒体にデータが書き込まれる。]
[0012] 一般に、例示的な方法は、書込み機能を実行するためのレーザ光源、および書込みレーザを始動するのに先立って記録可能な媒体を予熱するための熱源(または、別のレーザ光源)を使用する。予熱プロセスは、書込み機能についてレーザ光源を用いる前に、記録可能な媒体の温度を、臨界の書込み閾値を下回る望ましい温度にまで上げるように設計されている。予熱プロセスは、光ディスク全体を加熱することにより、または別法として、記録可能な媒体が回転しているときに書込み位置を予熱することにより、実行してもよい。さらなる実施形態では、予熱プロセスおよび書込みプロセスは、書込みプロセスを最適化するための駆動信号によって制御してもよい。この点に関しては、レーザ光源は、駆動信号によって駆動されてもよく、熱源(たとえば、別のレーザ光源)は、調整された振幅を有する同じ信号で駆動されてもよい。記録可能な媒体を予熱することにより、書込み領域と周囲のディスク領域との間の温度勾配は低減されることがある。温度勾配が低減することにより、書込み機能に対して、よりローパワーのレーザ・パルスを使用してもよいことが、当業者には理解されよう。考えられる熱焦点ぼけの影響を低減することに加えて、よりローパワーのレーザ・パルスは、書込み機能の分解能を改善する可能性がある、より安定な光特性を実現することがある。ローパワーのレーザ・パルスを使用する自由により、書込みレーザの信頼性およびライフ・サイクルが改善する可能性もあることが、当業者にはさらに理解されよう。]
[0013] 図2は、予熱プロセスにより記録可能な媒体102に書き込むための、光学書込み装置100の一実施形態を示す。光学書込み装置100は、少なくとも1つの熱源、および少なくとも1つのレーザ光源を備える。図2に示した実施形態では、光学書込み装置100は、記録可能な媒体102に書き込むための2つのレーザ光源(たとえば、CDレーザ104およびDVDレーザ106)を備える。記録可能な媒体102には、任意の適切な感熱性を有する記録可能な光ディスクが含まれ得る。たとえば、記録可能な媒体102には、以下の任意の、または他のタイプの光ディスク、すなわち、CD、DVD、HD−DVD、ブルーレイ、磁気光学、およびエバネッセントが含まれ得ることを理解すべきである。光学書込み装置100は、ビーム・スプリッタ108、照明光学装置(たとえば、レンズ110)、1つまたは複数のアクチュエータ112、光検出器114、プロセッサまたは制御装置116、および関連するモータ(図示せず)を有するスピンドル118をさらに備える。] 図2
[0014] 図2に示すように、ビーム・スプリッタ108は、動作中のレーザ光源(CDレーザ104またはDVDレーザ106)からのレーザ信号を受け、これらの信号を、照明光学装置110を介して記録可能な媒体102の表面上に導くように配置される。ビーム・スプリッタ108は、たとえば、1つまたは複数のプリズム、1つのミラー・プリズム、または1つのハーフ・ミラーを備えてもよい。データが記録可能な媒体102に書き込まれるとき、エンコーダおよび変調器(図示せず)を用いて、入力データ・ストリームを変換して、レーザ光源用の駆動信号を得る。レーザ光源は光ビームを放出し、この光ビームは、記録可能な媒体102の表面上に導かれ、集束される。前述の通り、レーザは、書込み位置を、熱的な書込み閾値を超えて加熱することにより、記録可能な媒体102にデータを書き込む。] 図2
[0015] 記録可能な媒体102からデータを読み取っているときには、光検出器114が使用される。読取りモードでは、その熱的な書込み閾値を超えてデータ表面を加熱することのない一定の出力パワー・レベルで、レーザ光源を使用してもよい。レーザ光源は、ビーム・スプリッタ108を介して照明光学装置110に送られ、この装置でビームは表面上に集束される。読み取られるデータ・マークが走査スポットの下を通過するとき、反射光(参照番号120)が変調され、照明光学装置110によって集光され、ビーム・スプリッタ108によって光検出器114に送られる。光検出器114は、光変調を電流変調に変換し、電流変調は増幅され復号化されて出力データ・ストリームを生成してもよく、出力データ・ストリームはプロセッサ/制御装置116によって処理されて、データを読み取り、かつ/または、1つもしくは複数のアクチュエータ112を制御して、スピンドル118もしくは照明光学装置110の回転を制御する。]
[0016] プロセッサ/制御装置116は、光学書込み装置100を動作させ、読取り機能および書込み機能を実行するように構成されたロジックを備える。書込み機能を実施するのに使用される予熱機能以外の、光学書込み装置100の様々な機能および動作は説明しない。光学書込み装置100は、様々なコンピュータの装置、製品またはシステムに実装されてもよいことが、当業者には理解されよう。一実施形態では、光学書込み装置100は、DVDレコーダなどのスタンドアロンの光学記録装置を備える。他の実施形態では、光学書込み装置100は、別のコンピュータ(たとえば、パーソナル・コンピュータ、ラップトップ・コンピュータ、デスクトップ・コンピュータなど)と一体化されてもよい。]
[0017] 図3は、書込み位置を予熱することにより書込み機能を動作させる方法の、いくつかの実現可能な実施形態のうちの1つを示す。残りの説明において、熱源が1つのレーザ光源を備え、書込み機能が別のレーザ光源によって実行されるマルチレーザの実施形態に関して、熱源およびレーザ光源について説明する。ブロック204において、プロセッサ/制御装置116は書込み機能を開始する。ブロック206において、レーザ光源のうちの1つがオンになって、記録可能な媒体102上の書込み位置を予熱する。図3の例では、書込み位置を予熱するためにCDレーザ104が使用され、記録可能な媒体102にデータを書き込むためにDVDレーザ106が使用される。書込み位置は、熱的な書込み閾値を下回る温度に予熱される。予熱条件が満たされると、CDレーザ104をオフにし、ブロック208でDVDレーザ106をオンにしてもよい。代替実施形態では、CDレーザ104がオフになってからDVDレーザ106がオンになるまでの期間に温度が低下するのを防止するため、CDレーザ104がオンになっている間に、DVDレーザ106をオンにしてもよい。前述の通り、予熱は、書込みプロセスと同時に、またはそれに先だって実行してもよい。書込み機能は、DVDレーザ106で通常行われているように(たとえば、レーザ・パルスを用いて)実行してもよい。しかし、データを書き込む前に、または書込み機能を実行するレーザ以外の熱源で書込み位置を加熱する前に書込み位置を予熱することにより、温度勾配の低減を実現してもよく、またローパワーのレーザ・パルスを実装してもよく、それにより熱焦点ぼけを低減できることが、当業者には理解されよう。記録可能な媒体102に追加のデータを書き込む場合(判定ブロック210)、スピンドル速度、スレッド位置、および/または照明光学装置を調整し(ブロック214において)、次いでブロック206においてプロセスを繰り返してもよい。書込みプロセスが完了すると、ブロック212においてプロセスが終了する。] 図3
[0018] 予熱プロセスは、ソフトウェア、ハードウェア、ファームウェア、またはそれらの組合せで実装してもよいことが、当業者には理解されよう。一実施形態では、図4に示すように、メモリ304内に記憶され、適切な命令実行システム(プロセッサ302)によって実行されるソフトウェアまたはファームウェア内に、予熱プロセスを実装してもよい。図4に示すように、メモリ304は、書込みモジュール308と連携する他のロジックとともに動作してもよい予熱システム306を備えてもよい。予熱システムは、書込みモジュールの一部分として、または別個のモジュールとして実装してもよいことを、さらに理解すべきである。図4でさらに示すように、プロセッサ302は、ローカル・インターフェースを介して、メモリ304、ならびに光学書込み装置100のその他の構成部品とインターフェースをとってもよい。ソフトウェアまたはファームウェアの実施形態では、予熱システム306は、任意の適切なコンピュータ言語で書いてもよい。既存の光学書込み装置は、適切なロジックでアップグレードして、予熱システム306を実装してもよいことを理解すべきである。たとえば、アップグレードは、メモリ304内にある読取り専用メモリへのファームウェアのアップグレードとして実現してもよい。ハードウェアの実施形態では、予熱システム306は、そのすべてが当技術分野でよく知られている、以下のもしくは他の技術のいずれかまたはその組合せで実装してもよい。すなわち、データ信号に論理機能を実施するための論理ゲートを有する1つまたは複数の個別の論理回路、適切な組合せ論理ゲートを有する特定用途向け集積回路(ASIC)、1つまたは複数のプログラマブル・ゲート・アレイ(PGA)、フィールド・プログラマブル・ゲート・アレイ(FPGA)などの技術である。] 図4
[0019] 図5は、予熱システム306のいくつかの実現可能な実施形態のうちの1つの、アーキテクチャ、動作、および/または機能を示す。ブロック404において、予熱システム306は書込み機能を開始する。前述の通り、光学書込み装置100は、2つ以上のレーザ光源を備えてもよい。したがって、予熱システム306は、適切なロジック(ブロック406)で構成して、書込み機能を実行するための適切な書込みレーザを決定し、またはそうでなければユーザが選択できるようにしてもよい。ブロック408において、予熱を実行するための適切な非書込みレーザが決定される。ブロック410において、非書込みレーザを連続波形で動作させて、熱的な書込み閾値近くの温度に書込み位置を予熱してもよい。ブロック412において、よりローパワーのパルスで書込みレーザを動作させて(温度勾配を低減させるために)、書込み位置に書き込んでもよい。追加の書込み位置が存在する場合(判定ブロック414)、ブロック418において、スピンドル速度、スレッド位置、および/または照明光学装置を、次の書込み位置に対して調整し、フローはブロック406、408、または410に戻ってもよい。] 図5
[0020] 図3および図5に関連するプロセスの記述またはブロックは、モジュール、セグメント、ロジック、またはコードの各部分を表しており、これらは、プロセス中の論理機能またはステップを実施するための1つまたは複数の実行可能な命令を含むことが、当業者には理解されよう。当業者には理解されるように、任意の論理機能は、必要とされる機能に応じて、実質的に同時にまたは逆の順序でなど、示したまたは議論した順序から外れた順序で実行されてもよいことを、さらに理解すべきである。] 図3 図5
[0021] さらに、予熱システム306は、コンピュータ・ベースのシステム、プロセッサ内蔵システム、または、命令実行のシステム、装置、もしくはデバイスから命令をフェッチし、その命令を実行することができる他のシステムなどの、命令実行のシステム、装置またはデバイスによって、またはそれらとともに使用するために、任意のコンピュータ読取り可能な媒体で実施してもよい。本書の文脈においては、「コンピュータ読取り可能な媒体」は、命令実行のシステム、装置、またはデバイスによって、またはそれらとともに使用するために、プログラムを包含、記憶、伝達、伝搬、または移送することができる任意の手段とすることができる。コンピュータ読取り可能な媒体は、たとえば、電子、磁気、光学、電磁、赤外線、もしくは半導体のシステム、装置、デバイス、または伝搬媒体とすることができるが、それらだけには限定されない。コンピュータ読取り可能な媒体のより具体的な例(非包括的なリスト)には、以下のものが含まれることになる。すなわち、1本または複数本のワイヤを有する電気接続(電子)、ポータブル・コンピュータ・ディスケット(磁気)、ランダム・アクセス・メモリ(RAM)(電子)、読取り専用メモリ(ROM)(電子)、消去可能プログラマブルROM(EPROMまたはフラッシュ・メモリ)(電子)、光ファイバ(光)、およびポータブル・コンパクト・ディスク読取り専用メモリ(CDROM)(光)である。プログラムは、たとえば紙または他の媒体を光学的に走査して電子的に取り込み、次いでコンパイルし、解釈実行し、または必要ならば適切に他の方法で処理し、次いでコンピュータのメモリに記憶することができるので、コンピュータ読取り可能な媒体は、プログラムが印刷されている紙または他の適切な媒体とすることさえできるはずであることに留意されたい。]
[0022] 本開示は、本発明の原理および概念を実証するために、1つまたは複数の例示的なもしくは記述された実施形態に関して提示されてきたことに留意されたい。本発明は、これらの実施形態に限定されない。当業者には理解されるように、本明細書においてなされた説明に鑑み、本明細書で説明した各実施形態に多くの変更を加えてもよく、こうした変更のすべては、本発明の範囲内である。]
权利要求:

請求項1
入力データ・ストリームを駆動信号に変換するように適合された、エンコーダおよび変調器と、記録可能な媒体上の書込み位置を、前記記録可能な媒体の書込み閾値温度を下回る温度に予熱するように適合された熱源と、前記駆動信号を受け取り、前記書込み位置を、前記書込み閾値温度を超えて加熱することにより、前記書込み位置に書き込むためのパルス信号を生成するように適合されたレーザ光源とを備える光学書込み装置。
請求項2
前記熱源は、さらなるレーザ光源を備える、請求項1に記載の光学書込み装置。
請求項3
前記さらなるレーザ光源はCDレーザを備え、前記レーザ光源はDVDレーザを備える、請求項2に記載の光学書込み装置。
請求項4
前記熱源は、抵抗性の熱源、対流熱源、およびLED源のうちの少なくとも1つを備える、請求項1に記載の光学書込み装置。
請求項5
前記熱源は、前記駆動信号によって駆動される、請求項1に記載の光学書込み装置。
請求項6
前記熱源および前記レーザ光源を動作させるように構成された制御装置をさらに備える、請求項1に記載の光学書込み装置。
請求項7
前記制御装置は、前記レーザ光源がオンになった後に前記熱源をオフにするように構成される、請求項6に記載の光学書込み装置。
請求項8
前記さらなるレーザ光源は、連続的な波形を放出して前記書込み位置を予熱する、請求項2に記載の光学書込み装置。
請求項9
光学的に記録可能な媒体上にデータを書き込むための、コンピュータ読取り可能な媒体内で実施されるコンピュータ・プログラムであって、熱源を動作させて、記録可能な媒体上の書込み位置を、前記記録可能な媒体の書込み閾値温度を下回る温度に予熱するように構成されたロジックと、レーザ光源を動作させて、前記書込み位置の温度を、前記書込み閾値温度を超えて上げることにより、前記書込み位置に書き込むように構成されたロジックとを含むコンピュータ・プログラム。
請求項10
前記熱源は、さらなるレーザ光源を備える、請求項9に記載のコンピュータ・プログラム。
請求項11
前記さらなるレーザ光源は第1のタイプのレーザを備え、前記レーザ光源は第2のタイプのレーザを備える、請求項9に記載のコンピュータ・プログラム。
請求項12
前記第1のタイプのレーザはCDレーザを備え、前記第2のタイプのレーザはDVDレーザを備える、請求項11に記載のコンピュータ・プログラム。
請求項13
前記熱源および前記レーザ光源は、CDレーザ、DVDレーザ、およびブルーレイ・レーザから選択される、請求項9に記載のコンピュータ・プログラム。
請求項14
前記さらなるレーザ光源は、連続波形のレーザ信号を放出し、前記レーザ光源はパルス信号を放出する、請求項9に記載のコンピュータ・プログラム。
請求項15
前記コンピュータ・プログラムは、エンコーダおよび変調器内で実施され、前記熱源および前記レーザ光源は、符号化され変調された駆動信号によって駆動される、請求項9に記載のコンピュータ・プログラム。
請求項16
前記熱源は、抵抗性の熱源、対流熱源、およびLED源のうちの少なくとも1つを備える、請求項9に記載のコンピュータ・プログラム。
請求項17
光学的に記録可能な媒体上にデータを書き込むための方法であって、熱源を使用して、記録可能な媒体上の書込み位置を、前記記録可能な媒体の書込み閾値温度を下回る温度に予熱するステップと、前記書込み位置の温度を、前記書込み閾値温度を超えて上げることにより、レーザ光源を使用して、前記書込み位置上に書き込むステップとを含む方法。
請求項18
前記熱源は、さらなるレーザ光源を備え、前記書込み位置を予熱する前記ステップは、前記レーザ光源と連携する駆動信号を用いて前記さらなるレーザ光源を駆動することを含む、請求項17に記載の方法。
請求項19
前記熱源は、抵抗性の熱源、対流熱源、レーザ光源、およびLEDのうちの少なくとも1つを備える、請求項17に記載の方法。
請求項20
前記書込み位置を予熱する前記ステップ、および前記書込み位置上に書き込む前記ステップは、少なくとも部分的には同時に実行される、請求項17に記載の方法。
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引用文献:
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法律状态:
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2011-07-23| A761| Written withdrawal of application|Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A761 Effective date: 20110722 |
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